2010年12月28日
雇用の拡大と人材の育成と確保については、国の重点強化の対象となっております。そこで、成長分野である健康・環境分野の人材育成に取り組む事業主に対して、先日「成長分野等人材育成支援事業奨励金」という新たな奨励金制度が創設されました。
【概要】
健康、環境分野および関連するものづくり分野において、期間の定めのない従業員を雇い入れ、または他の分野から配置転換し、OFF-JT(通常の業務を離れて行う職業訓練)を実施した事業主へ、訓練費用が助成されます。
【支給金額】
○ 事業主が負担した訓練費用を、対象者1人あたり、20万円を上限として受給できます。
※中小企業が大学院を利用した場合には、50万円を上限とします。
【支給対象となる職業訓練コース】
1コースの訓練時間が10時間以上であること
OFF-JTであること
所定労働時間内に実施される訓練が、総訓練時間数の3分の2以上であること
【支給対象分野】
支給対象分野については、日本標準産業分類において、林業や建設業のうち環境や健康分野に関する建築物等を建設しているもの、製造業の分野のうち環境や健康分野に関する製品を製造しているもの、環境や健康分野に関する事業を行う事業所との取引関係があるもの、情報通信業や運輸業・郵便業など全部で12の分野があげられております。
【支給対象事業主の要件】
(1)健康、環境分野および関連するものづくり分野の事業を行っていること
(2)(1)の事業に、申請前5年以内(職業訓練計画中を含む)に雇い入れた、または異
分野から配置転換した従業員を雇用していること
(3)(2)の労働者に対して職業訓練計画を作成し、労働局長の認定を受けること ほか
●参考 URL 厚生労働省
成長分野等人材育成支援事業奨励金